長唄とは


 長唄は、歌舞伎・舞踊の伴奏音楽として発展してきた。そのうえで、劇場音楽としての先行芸能である浄瑠璃などから、多くの形式や様式などを取り入れ、発達したと言えるであろう。そして、歌舞伎の伴奏音楽だけでは満足できず、舞踏の様式から離れ純粋に長唄を演奏する、お座敷長唄が誕生した。しかし、音楽的にみて舞踏曲から完全に離れたわけではなく、多くの様式が移行しているものが多い。
 曲の構成は、大まかに唄の部分と三味線だけの合方{短いものは合}の部分にわかれている。演奏される場や形態によっては囃子が加わり、複雑になる。唄の部分ではその大部分が三味線伴奏つきで、節{旋律}は流派によってさまざまである。三味線だけの部分では多くが三味線合奏部分で、本手(ほんて)と替手(かえで)に分かれて演奏される。
 1曲の長さは短いもので1〜2分の曲から50分以上の曲もあり様々である。

参考文献 
吉川英史 
1965 『日本音楽の歴史』 大阪:創元社
月渓恒子
2001 『日本音楽の歴史と理論』 河南(大阪):大阪芸術大学通信教育部



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